免疫染色の精度管理は不要ですか?
いいえ、とっても大事です!!
現在の病理組織診断において免疫染色は、その染色結果により患者の病理診断や治療方法を決定するためのひとつの要因となります。そのためこの染色の精度管理は実は患者一人一人の人生を左右するくらいに、とても重要となります。しかし現実的には、全てのガラススライド上に陽性コントロールを載せ、染色することは、困難な施設、病院が多いのではと思います。
そこで弊社では、日常診療で使用されることの比較的多い、100種類程度の抗体試薬をカバーできる陽性コントロールの組織アレイ「QC array」を作製いたしました。
この製品はパラフィンブロックの状態で販売いたしますので、貴施設で必要な際に必要な枚数を薄切してご使用いただけます。薄切する回数・枚数・厚さにもよりますが、およそ1個のブロックから、500から900枚程度の薄切切片を作成可能です。
またこのQCアレイは5x5mm程度の小さな切片ですので、染色するスライドに同時に載せていただくことが可能で、試薬も無駄になりません。
この商品は長崎大学病理診断科で開発された特許出願中であるパイルアップアレイを用いて長崎大学と契約のうえで作製しております。(特願2017-21706)
コントロールとして使用可能な抗体画像のサンプルリンク
抗体試薬例
以下の抗体試薬の陽性コントロールとして使用可能です。臨床で比較的多用される試薬に対応しております。
(一部、使用頻度の低い試薬には対応しておりません。)
- AE1/AE3
- AMACR
- AR
- BCL1
- BCL-2
- BCL-6
- βーHCG
- β-catenin
- cadherin17
- Calretinin
- CA19-9
- calponin
- CD3
- CD4
- CD5
- CD7
- CD8
- CD10
- CD15
- CD20
- CD21
- CD23
- CD30
- CD56
- CD61
- CD68
- CD99
- CD133
- CD138
- CD163
- C-Kit
- CD1a
- CDK4
- CDX2
- ChromograninA
- CKCAM5.2
- claudin 1
- claudin 4
- CK13
- CK14
- CK17
- CK18
- CK19
- DOG1
- D2-40
- EMA
- GATA3
- GFAP
- Glt1
- GPC-3
- Hepar-1
- h-caldesmon
- HNF4a
- IDH-1
- IgG
- IgG4
- Inhibin
- Kappa
- Ki-67
- Lambda
- Langerin
- maspin
- MDM2
- MLH-1
- MPO
- MUC1
- MUC6
- Napsin
- NSE
- Olig2
- P16
- P40
- P53
- P63
- PAX5
- PAX8
- PD-1
- PD-L1
- PLAP
- PR
- PSA
- RCC
- S100
- SALL4
- SOX10
- STAT6
- Synaptophysin
- TTF-1
- βーHCG
- Vimentin
- WT-1
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